【中小企業診断士独学勉強法】実務補習の疑問いろいろ~会場、服装、持ち物等~

診断士実務補習

前回までで実務補習の流れについて書きましたが、実は意外と不安なのが当日どんな服装をしていけばいいの?とか、持ち物はどんなものがあるといいの?ということではないかと思います。

今回はそのあたりの素朴な疑問について書きたいと思います。

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  1. 服装
    1. 初日は基本スーツで
    2. 2日目~4日目は指導員の指示に従う
    3. 最終日はスーツで
  2. 会場について
    1. TKP会議室はどこもきれい
      1. 1つの会議室に4~10班程度が一同に会する
      2. ホワイトボードは取り合いに
      3. 会議室は16:50には完全撤収
    2. 中小企業会館は超レトロな建物
      1. ホワイトボードは無料分が2枚のみ
      2. 必要なものは伊東屋(Itoya)で調達
      3. 中小企業会館の地下には面白い部屋が
      4. 撤収時間はTKPと同じ
  3. 持ち物について
    1. ノートパソコン(必須)
      1. Ipad+キーボードでもいけないことはない
      2. マイクロソフトのOffice搭載の持ち運びができるPCの購入がおススメ
        1. 家でも外出先でも使えるよう持ち運びをしやすいサイズのもの
        2. とはいえ、画面サイズが小さすぎないもの
        3. 実務補習後もガンガン使うのである程度のスペックのもの
      3. おススメのノートパソコン① Let’s note(Panasonic)
      4. おススメのノートパソコン② surface Laptop(Microsoft)
      5. おススメのノートパソコン③ spectreシリーズ (HP)
    2. 筆記用具(必須)
    3. 協会から送られてきたテキスト(必須)
    4. あらかじめ指導員から送られてきた実務補習先の資料(必須)
    5. お金(必須)
    6. マスク(2枚以上) ※できればあると便利
    7. 実務補習先に該当する業種別審査辞典の該当部分のコピー ※できればあると便利
    8. プロジェクター ※できればあると便利
    9. ポケットWi-Fi ※できればあると便利
      1. DBで資料を共有する際に便利
      2. デザリングでもいいけど…
      3. ポケットWi-Fiを持っていると皆の役に立つ!
      4. ポケットWi-Fiは契約期間の縛り無しのものがよい
  4. まとめ

服装

まずは実務補習に臨む服装について書きたいと思います。

初日は基本スーツで

事前に協会から送付されてくる資料では服装の指定はありませんが、特段の指定がない限りスーツで行くのが無難です。

100人いたら99人はスーツです。初日は協会のお偉いさんから挨拶もありますが、それら事務局の人もスーツです(当たり前といえば当たり前ですが)。スーツでない人についても、指導員から事前に指定があったのかなかったのか不明ですが、ジーパンのようなカジュアルな格好ではありませんでした(シャツにニット、パンツはチノパンなど)。

なお、女性はスーツにネクタイというわけにはいかないと思いますので、オフィスカジュアルを意識すれば問題ないと思います。

2日目~4日目は指導員の指示に従う

2日目~4日目の服装は、指導員の指示に従うことになります。

班ごとに私服のところもあれば、スーツのところもあるといった感じです。割合的には8割私服、2割スーツといった感じでしょうか。個人的な感想としては、2~4日目はほぼ100%実務補習先企業に伺うことはないと思うので、私服でいいような気がします。とういうのも、2日目以降は、多くの班が一同に会する場所に、ホワイトボードに書いたり、熱く議論を交わしたりすることになりますのでリラックスした格好の方が疲れないからです。

しかし、指導員の性格によっては仕事中はスーツであるべき!といった方もおりますので注意です。1日目の最後に「明日の服装は私服でしょうか?」といった感じで聞いておくと良いと思います。

最終日はスーツで

5日目は報告会になることが多いです。この日は100%スーツと考えていいです。万一、実務補習先企業が私服で良いと申し出てくれたとしてもスーツで行った方が良いのではと思います。

実務補習という研修期間ではあるものの、経営コンサルタントとしてクライアント先に行くことになるので失礼のない格好にすることが基本になります。

会場について

実務補習で訪れる場所は主に以下になります。

  1. 実務補習先企業
  2. TKP会議室
  3. 中小企業会館@銀座
  4. 指導員事務所

上記は東京会場で実務補習を受けた場合になります。東京会場以外の方は、A,Dは共通、Bの代わりにどこかの貸し会議室、Cは実務補習会場が属する県の中小企業会館になるのではないかと思います。

Aの実務補習先企業は、基本的に初日のヒアリング時と最終日の報告会でしか訪れませんので、議論する会場という意味ではB~Dの何れかになります。

このうち、実務補習のほとんどの時間を過ごすのが、B.TKP会議室もしくはC.中小企業会館になります。この何れかで1日目の開会式と2~4日目の議論、5日目の報告書提出を行うことになります。なお、TKP会議室はどこか特定の場所ではなく日によって場所が変更になります。平成31年度実務補習では赤坂、虎ノ門あたりを使いました。

なお、D.指導員事務所を使うケースは、指導員が自事務所を開放し、B.TKP会議室もしくはC.中小企業会館に行かずに議論を行う場合に使うようですが、指導員が事務所を構えていない(自宅にしている等)ケースも多々ありますので例外と考えてよいと思います。

では、B.TKP会議室もしくはC.中小企業会館についてもう少し詳しく書きます。

TKP会議室はどこもきれい

TKPの会議室は、貸し会議室業界大手のTKPが運営するだけあり、どこも内装はきれいで、空調も問題ないです(もともと遊休不動産を探しあてて会議室化し貸し出すことをはじめた会社なのでビルの見た目は??の場合もありますが…)。

1つの会議室に4~10班程度が一同に会する

会議室の広さによりますが1つの会議室につき4~10班程度が詰め込まれます。その中で、班ごとに机3つくらいをくっつけて議論することになりますので、隣の班との距離が近く議論内容がよく聞こえます。

このため、5日間の詳細でも書きましたが、同じ会議室内で指導員がキレている場合などはよくわかります。

ホワイトボードは取り合いに

現状分析、戦略の方向性の練り上げ、課題解決提案策定の議論を行うためにはメンバー間での認識の擦り合わせが必要になります。

そこで必須となるアイテムがホワイトボードになります。

会議室内にホワイトボードが人数分あれば良いのですが、ほとんどの場合一つの会議室に1~2個しかありません。TKPではもともと会議室においてあるものを使う分には無料ですが、それを確保できなかった場合、有料での貸し出しとなります。もちろん有料となった分について協会からの資金補填等はありませんので自腹になります。

従って、無料でホワイトボードを確保したい人たちは早めに会場入りしていました。といっても、会場が空く時間は決まっていますし、会場によっては無料のホワイトボード自体が無いケースもありましたのでどこのTKP会議室によるかで対応はまちまちになります。

会議室は16:50には完全撤収

協会は9:00~17:00で会議室を抑えていますので、実務補習メンバーの完全撤収時間は16:50くらいになります。

16:50に完全撤収するためには机を戻したり、ホワイトボードを消したりと諸々の作業が発生しますので議論できるのは概ね16:30程度までとみておいた方が良いです。17:00を見据えて議論を終わらせようと思っていると、近くの喫茶店で延長戦ということになります(何回かありました)。

中小企業会館は超レトロな建物

次に中小企業診断士の総本山??である中小企業会館について書きます。

中小企業会館は銀座の超一等地にある古めかしい建物です。ここだけ昭和にタイムスリップしたような気持ちにさせてくれます(耐震基準を満たしているのか怪しい建物です)。

会場となるのは7階か8階だったと思います。エレベーターはありますので安心してください。

ホワイトボードは無料分が2枚のみ

TKPの貸し会議室と異なり、ホワイトボードの貸し出しはありません。もともと置いてあるものとして2枚(たぶん)ありますが、取り合いとなることもありあまり使用できることを期待しない方が良いのではないかと思います(私の班は一度も使用できませんでした)。

必要なものは伊東屋(Itoya)で調達

上記のとおり基本的にホワイトボードが使えないため、模造紙に付箋を貼って代替していました。

これらの備品は、中小企業会館から徒歩3分以内に銀座の伊東屋(Itoya)がありますので、そこで調達するのが良いと思います。伊東屋はご存知の方も多いと思いますが、文房具なら何でも揃いますので必要に応じて買い出しに行くことになります。

中小企業会館の地下には面白い部屋が

これは余談ですが、中小企業会館の地下には面白い部屋があります。

面白いといってもただの休憩室なのですが、銀座とは思えない広さで、囲碁等も置いてあります。まるでおじいちゃんの集会場のようです。認知度があまりに低いのか使用率が極めて低く、ほとんど電気がついていることはないです。電気がついていないと地下ということもあり真っ暗でまるでお化け屋敷のようです(失礼)。

指導員曰く、中小企業診断士として登録されていれば、中小企業会館が空いている時間であればいつでも使えるとのことでしたので一度訪れてみてはいかがでしょうか(指導員情報が本当かどうかは未確認ですので詳細は会館の管理人さんに確認してください)。

撤収時間はTKPと同じ

中小企業会館もTKPの貸し会議室と同様に17:00完全撤収ですので16:30を目途に議論をやめて片づけを始めることになります。TKPよりも机が古めかしく重い&机と机の間の幅が狭いので、片付けに少し難儀しますのでTKPよりも早めの行動を心掛けるとよいと思います。

持ち物について

次に持ち物について書いていきたいと思います。

まず必須の持ち物です。これらはもって行かないと話にならないです。

  • ノートパソコン
  • 筆記用具
  • 協会からおくられてきたテキスト
  • あらかじめ指導員から送られてきた実務補習先の資料
  • お金

次に、あったほうが望ましいものです。

  • マスク(2枚以上)
  • 実務補習先に該当する業種別審査辞典の該当部分のコピー
  • プロジェクター
  • ポケットWi-Fi

簡単に解説していきます。

ノートパソコン(必須)

絶対必要です。20代の補習生も、60代の補習生も全員持ってきます。持ってこないと何もできないです。というか戦力外通告を受けかねません。

パソコンでデータを見ながら議論ということもありますし、その場で簡単な資料修正なんてこともしますので実務補習の最重要アイテムになります。

Ipad+キーボードでもいけないことはない

ノートPCではなく、Ipad+キーボードではだめなのか?という方もいると思いますが、いけないこともないですがあまりおススメしません。私もこのセットを持っているのですが、こと資料修正するとなると心許ないです。

ちなみに指導員は、資料閲覧ができればいいのでIpadのみ持参という方が多いです。

マイクロソフトのOffice搭載の持ち運びができるPCの購入がおススメ

実務補習はマイクロソフトのOffice機能を使って作業することになります。実務補習メンバーは、30代~40代以上の企業勤めの方が多く、これ以外のソフトを使ったことがないという人が大半です。googleスプレッドシートって何??という方が多いです。

また、社内でしかPCを使わない方やPC持ち運びをしている場合でも業務目的以外で使うこと以外は許されていないという方も多いです。

従って、実務補習を機にノートパソコンを新調するというパターンが意外と多いです。実際私の班のメンバーは、私を含め全員が実務補習直前に購入していました。

同じような方でこの機会にノートパソコンを購入したい!考えている人は以下を基準に選ぶと良いと思います。

  • 家でも外出先でも使えるよう持ち運びをしやすいサイズのもの
  • とはいえ、画面サイズが小さすぎないもの
  • 実務補習後もガンガン使うのである程度のスペックのもの

簡単に解説します。

家でも外出先でも使えるよう持ち運びをしやすいサイズのもの

先ほど書いたとおり、基本は会社の仕事でしかパソコンを使ってこなかった!という人が多いので、そんな人が家用、外出先用の2つを購入するのは無駄です。スマホもありますし。

あまりに大きい画面サイズのPCだと家で使うにはいいですが、重すぎて持ち運びがキツイのでほどほどのサイズがいいです(腰にきます)。

とはいえ、画面サイズが小さすぎないもの

持ち運びを気にして画面サイズを小さくしすぎると今度は文字が見にくいなんてことになります。実務補習生の年齢を考えると老眼…ということもありますのでここは重要なポイントです(こころなしか最近近くの文字が見え辛くなってきました)。

また、実務補習中や実務補習後において、画面を他の人に見せながら説明したり、作業したりということも頻繁に生じます。この他の人に見せるというのがポイントで、仲間の中小企業診断士や経営者の方は人生の先輩が多いのでこの方々になんか見にくいなぁなんて言われると面倒なことになりかねません

実務補習後もガンガン使うのである程度のスペックのもの

実務補習後に中小企業診断士として活躍したい!という人は、実務補習後もガンガン使うことになるのである程度のスペックのモノが良いです。中小企業なので大量のデータを処理する場面は限られますが、会社と異なり基本的にすべて自分ひとりで作業を完結しないといけませんのであまりに低スペックだと作業に支障を来す場面が来ないとは限りません。

これらの考えると、サイズは13~14インチサイズあたりで値段は10~15万円前後のノートパソコンが良いのではないかと思います(このくらいだすと結構ハイエンドモデルに手が届きます、昔と比べ安くなったものです)。

おススメを紹介したいと思います。

私も昨年の同時期にさんざん悩み、友人に聞き、朝から晩までブログ等で吟味しましたが、最終的な候補は以下の3つでした。これ以外のメジャーどころだとMacbookあたりが候補になりますが、会社ではwindowsOSでずっと来ていたので、MacOSははじめから候補からは外していました。ちなみに以下3つは実務補習生でも多くの人が使っていることを確認しました(私の班は全員、以下のモデルの何れかを使用…)。

おススメのノートパソコン① Let’s note(Panasonic)

とにかく頑丈(らしい)です。でも下記で紹介する二つのモデルと比べてちょっと予算オーバー気味です。

知り合いのIT企業社長に聞くと、頑丈さを求めるならコレ!とのことでしたのでお金に余裕があるならコレを買っておけば間違いないと思います。もちろんスペックも問題なしです。会社で支給される携帯用パソコンによく使われていますし、大学の先生もよく使っているPCになります。

ちなみに、実務補習中も中小企業診断士の登録後もデータのやり取りはクラウド上でやり取りすることがほとんどで、光学ドライブはほとんど使う機会がないので、光学ドライブレスモデルでいいと思います(光学ドライブありモデルと比べて安いですし、軽いです)。

おススメのノートパソコン② surface Laptop(Microsoft)

当初これにしようかなと思っていたPCです。最終的には次に紹介するHP(ヒューレッドパッカード)のPCにしたのですが、当初の最有力候補はコレでした。とにかく格好良い。そしてブログを読み漁った結果、スペックも問題なしですし、Microsoft社が出しているだけあって最初からofficeが搭載されているため、お値段もお手頃でした。

私の班でも購入したばかりのsurface Laptopを使っている人がいましたが、格好良く正直うらやましかったです。これにしときゃ良かったかななんて思いました。色はブラックがいいです。

surfaceシリーズは、Laptop以外にもGo、Pro、Book等色々なタイプがあるのですが、Laptopは、キーボードと画面の部分がヒンジで繋がっており、新幹線等の移動中でも膝の上で作業をしやすいことや値段もお手頃なことから、Laptopタイプがベストと考えていました。

おススメのノートパソコン③ spectreシリーズ (HP)

私が使っているPCです(正確にはひとつ古いモデルを使っていますが)。さんざん迷ってこれにしました。ちなみにspectreシリーズはHP社の最上級モデルになりますので外観も含めてかなりこだわった作りになっています。

これを選んだ理由は、格好良かったというのもありますが、決め手となった3点です。

  • 先ほども出てきた知り合いのIT企業社長に言わせると最近のHPのパソコンはイイ!俺もこないだ買った!というお墨付きをもらったこと
  • バッテリー切れ直前になった時に30分で約50%のバッテリーが回復するということ
  • 上記で紹介した2つのモデルと比べて、作りの良さ、スペックが高さがワンランク上であったこと(要はコスパが高い)

特に二つ目の短い充電時間でバッテリー回復できるという点は最高です。実務補習期間中も朝起きたときにヤベッ!充電忘れてた!となった時も家を出るまでの準備している間にある程度充電できたなんてことが何回かありました。また、HPは結構な頻度でキャンペーンを開催していますし、その時期に買えばオフィスソフトをつけても先に紹介した二つよりもだいぶ安いのでおススメです。

なお、HP社はMTO(made to order)である程度スペックを自分で選択できますが、ベーシックモデルを選んでおけば問題ないと思います(そもそもが最上級モデルなのでベーシックモデルでもCPUはそれなりのものを積んでいます)。

興味を持たれた方は、spectreの美しさ・機能を一度みてみてください(↓のバナーはHP社公式サイト)。ちなみにHP社のPCは公式サイトから購入するのが一番安いです。

HP Directplus -HP公式オンラインストア-

筆記用具(必須)

ノートパソコン書き過ぎました。ここからはあっさりです。

これは社会人の常識なのでいうまでもありませんが、最低限のものは準備しておきましょう。ヒアリング時はノートパソコンで議事録を書きとるということもできますが、中小企業の年配の経営者によってはそういった行為を良しと思わない方もいるかもしれないので、ノートとペンで臨んだ方がよいと思います。

協会から送られてきたテキスト(必須)

実務補習が始まる前に送られてきた中小企業診断協会から送られてきたテキストは常に持っておいた方がよいです。

指導員によってはこれをもとに説明をされる方もいるでしょうし(私の班では違いましたが…)、報告書を作るときの様式はこれにしか載っていないです。特に後者については、最終的に協会の人が報告書を審査する場合は記載のとおりの様式になっていないと戻される恐れがありますので重要になります。

あらかじめ指導員から送られてきた実務補習先の資料(必須)

実務補習先の情報はあらかじめ指導員からメール等で送付されてきます。当日、パソコンで確認することもできますが、実務補習先の各種情報は紙ベースで印刷して持っておいた方がよいです。

特に決算書や組織図などは何期か分を比較することがあるので、紙ベースで横に並べて変わったところに書き込む、議論になったところに書き込んであとで調べるといったことがよく発生します。

お金(必須)

財布に1万円くらいは入れておきましょう。

クレジットカードかスマホ決済でもいいのですが、メンバー全員の分の立替えが結構発生しますし、移動にも結構お金がかかったりします。

また、突然の飲み会になった場合は、そのお金も用意しておく必要があります。年代が幅広いですがみんな実務補習生という点では新人ですので基本的に均等割りで、現金精算になります(学生は例外かもしれませんが)。

なお、この割り勘制度は実務補習後も同じで、中小企業診断士独特の文化なのかもしれませんが、安い飲み屋でやることが多い割りには結構細かい単位での割り勘になります。これは先輩・後輩問わず均等割りです。会社で後輩とかと飲みに行く感覚からするとエッ!と引くくらいのこともありますが、そこは文化だと思い受け入れましょう。

マスク(2枚以上) ※できればあると便利

ここからはあると便利なものです。

15日間コースを選択した場合、実務補習の実施時期は2月、3月になります。インフルエンザが猛威をふるう時期はやや過ぎているとはいえまだまだ予断を許さない時期です。

また、実務補習で議論する会場は自分たちの班のメンバーだけでなく多ければ10班前後総勢70人弱が一つの会議室に詰め込まれて8時間近く一緒にいることになります。自分たちの班に限って言えば至近距離で喧々諤々の議論を繰り広げられることになりますので唾が飛ぶことだってあります。危険です。

なんといっても、インフルエンザになって欠席してしまうと実務補習が終わったと認定されないばかりでなく、自分たちの班全員が感染した場合、最悪実務補習が取りやめになるなんてことにもなりかねません(聞いたことないですが…)。

ですので、マスク持参し予防に努めることがいいと思います。熱く話しているとマスクがべたべたになるかもしれないのでできれば午前、午後の交換用で2枚持っておいた方がいいと思います。

実務補習先に該当する業種別審査辞典の該当部分のコピー ※できればあると便利

めちゃめちゃ高いです。これは買わなくてよいです。本当にお金に余裕があるのであれば買ってもよいですが…。基本は図書館で閲覧するものになります。

これはなにかというと、実務補習先の企業の属する業種の市場規模、属する企業名、技術情報等が掲載されている辞典になります。

私は実務補習が始まるまで存在も知らなかったのですが、同じ班のメンバーからコピーを渡してもらいました。事前にこれを読んでおくと企業を取り巻く一般的な情報がわかりますので非常に便利です。

プロジェクター ※できればあると便利

先ほど書いたとおり、会場によってはホワイトボードが使えない場合もあります。私達の班ではその場合の代替手段として模造紙と付箋を使っていましたが、中にはプロジェクターを使っている班もありました。

議論するうえでメンバー間で目線を共有化できるものであればなんでも良いとは思いますが、プロジェクターを使える場合は、各自作ってきた文書をその場で映し出して報告会さながらに議論できるメリットやホワイトボードや模造紙に書くと書く手間、消す手間が発生しますが、パソコンで書いてそのまま映せるメリットがあります。わざわざこのために購入するまでは必要ないと思いますが、是非お持ちの方は持っていくと良いと思います。

将来独立する予定の方などはこの機会に買ってもいいかもしれません。

ちなみに投影するのは壁になります。スクリーンなんて上等なものはありません。

ポケットWi-Fi ※できればあると便利

ポケットWi-Fiはあると便利です(ポケットWi-Fiは正確にはソフトバンクの登録商標なので、一般的にはモバイルWi-Fiルーターとなるでしょうか。まぁどうでもいいです)。

DBで資料を共有する際に便利

Wi-Fi環境は必ず必要というわけではありませんが、議論の途中でDB(ドロップボックス)経由で資料を共有したり、外部環境分析の時にちょっとだけ調べ物をしたり(詳しく調べる場合は家でやります)する際に便利です。

デザリングでもいいけど…

スマホのデザリング機能を使ってインターネット環境を作ることでも問題ないですが、スマホの電池がとんでもないスピードで減ることやデザリング機能を持っていないスマホを持つメンバーがいる場合は、その人だけインターネット環境に入れないというデメリットがあります。

TKPの貸し会議室では場所によってはWi-Fiルーターを貸してくれるところもありますが、数が限られているうえに、なかなかの値段がします。もちろん自腹なので借りたくないです。

ポケットWi-Fiを持っていると皆の役に立つ!

そんなときにポケットWi-Fiを持っていると皆(正確にはネット環境構築等に疎いおじさん達)のヒーローになれます。ポケットWi-Fiでは同時に複数の端末を設定できるので、同じ班のメンバーにインターネット環境を提供できます。

私の班でも私がポケットWi-Fiを持っていったことでネット環境難民を数名救うことができました。途中から私がこないから資料のマージを始められなかった!と文句を言われる始末でしたが…。

実務補習で他のメンバーに役に立つことが何もない!と不安がっている方は是非ポケットWi-Fiを準備しましょう。

ポケットWi-Fiは契約期間の縛り無しのものがよい

ではどんなポケットWi-Fiにすればよいのか?ということですが、結論からいうと、契約期間や違約金などの縛り無しのものが良いと思います。

ポケットWi-Fiがあると実務補習を終えた後に中小企業診断士として積極的に活動する場合には必要になってくる場面が多いですが、仕事上の都合等なんらかの理由で活動が難しくなるとあまり使う場面がなくなります。

具体的に選ぶのは、縛り無しWi-Fiというのが良いと思います。月額3,300円(2020年1月現在)と安く、契約期間や違約金の縛りがないものの中では一番有名なので安心感があります。私もポケットWi-Fiで検索して色々な怪しげなサイトにあたりつつもかなり調べた結果、これに行きつきましたので、迷っている方はこれを選べば間違いないと思います。

なお、サイト上で縛りありプランを月額2,800円(2020年1月現在)で提供しており若干心が揺れますが、実務補習のために申し込むということであれば試しに縛り無しにしておいた方がよいと思います。

まとめ

今回はあまりブログ等に(当たり前すぎて)掲載されていない、素朴な疑問について書いてみました。

実務補習の準備をしている方がいらしたら当日のチェックリストのように使ってもらえればと思います。

今回はここまでです。最後まで読んでいただきありがとうございました。

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