【中小企業診断士の独学勉強法】序章:これまでの資格取得遍歴⑤

他資格勉強

<このページの対象者>
・これから資格取得勉強をはじめようと思っている方
・独学での勉強法を知りたい方

前回書きましたとおり、中小企業診断士取得までの資格取得については今回が最後です。他の資格も勉強の方法は同じであり、ご紹介した重要ポイント7つを着実に実践したことにより受かりました。というわけで、再度7つの勉強法を振り返りますと、

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独学勉強法7つの重要ポイント

<独学勉強ポイント1>テキストは1回全体を通しで読む。

<独学勉強ポイント2>問題集は4~5回繰り返す。

<独学勉強ポイント3>複数科目に分かれるような資格試験ではとりあえず1科目分だけテキスト(+問題集)を買う。

<独学勉強ポイント4>時間勝負の試験では事前に時間を測って解く練習をする。

<独学勉強ポイント5>計画はざっくり立てる。

<独学勉強ポイント6>資格勉強中は関連書籍は買わない、読まない。

<独学勉強ポイント7>四択問題は選択肢毎に分解して問題を解き、選択肢毎に解説を読み理解する。

ここからは、これまで合格した各試験の受験動機、勉強期間、コツ等について、かなり端折ってにはなりますが記載したいと思います。

読んでいただいて、この部分にはついてはもう少し詳しく聞きたい!といったご要望がありましたら別途詳しく書くことを検討したいと思いますのでコメントをお待ちしております。

FP3級

受験動機

入社数年たった頃(今から約10年前)、会社の取得推奨資格となり、受験料が無料だったため。また、当時結婚したてであり、今後のライフプランを考えるうえでの知識を得たかったため。

勉強期間

1か月(1日1時間程度の勉強量)

テキスト

(読む)テキストはなし。問題集のみ。当時、歌舞伎問題集(たしか「きんざい」から出版)と言われていたもの。今だとこれだと思います↓

試験対策上、特に重要と思われる独学勉強ポイント

<独学勉強ポイント2> 問題集は4~5回繰り返す。

メモ

知人から問題集だけで十分よ、との情報を得ていたため、とにかく上記問題集を回しました。科目(単元??)毎の内容は非常に薄く、計画を立てるという必要すらありませんでした。また、問題集を2周回したところで、合格ラインに達したなと感じました(期間2週間)。試験の自己採点は9割。

FP2級

受験動機

FP3級だけでは内容が薄く、もう少し知識の補充をしたかったため。

勉強期間

2か月(1日1.5時間程度の勉強量)

テキスト

(読む)テキストはなし。問題集のみ。当時、歌舞伎問題集(たしか「きんざい」から出版)と言われていたもの。 今だとこれだと思います↓

試験対策上、特に重要と思われる独学勉強ポイント

<独学勉強ポイント2> 問題集は4~5回繰り返す。

メモ

FP3級と同じく、問題集だけで勉強しました。FP2級では「学科」と「実技」に分かれているのですが、それぞれを意識して対策はしませんでした(「学科」と「実技」の違いはマークシートか記述かです。どの辺が実技??)。ひたすら問題集を繰り返すだけです。試験の自己採点は学科、実技とも9割。

宅建

受験動機

マンションを購入するにあたり、不動産屋さんに騙されないようにするため(不動産業の方ごめんなさい。当時はそんなことを思っていました。実際は、実務知識がないため、ほとんど関係ありませんでした)。また、マンション探しの過程で実物の物件巡り、ネットでの物件検索が趣味となってしまい、都内及び神奈川周辺の売り出し物件情報や駅ごとの価格帯をそらで言える状態になり、こりゃあ宅建でも取るしかないね♫となったため。

勉強期間

2か月(1日2時間程度の勉強量)

テキスト

楽学基本書と楽学一問一答集( 住宅新報出版 )

試験対策上、特に重要と思われる独学勉強ポイント

<独学勉強ポイント7> 四択問題は選択肢毎に分解して問題を解き、選択肢毎に解説を読み理解する。

メモ

法律関係を勉強する機会が人生初でしたので、当初は用語がちんぷんかんぷんでした。しかし、使用した「楽学基本書」が非常にわかりやすく書かれていたため理解が進みました。

私のような法律初心者の方は、「できるだけ平易に具体的事例で用語を解説している」テキストを使用することをおススメします。この試験に関しては、普段目にしない用語を頭に叩き込む必要があるため、問題集を回している最中も、空いた時間や電車の中など、常にテキストを読むようにしていました。

また、上記勉強ポイントに書きましたが、選択肢毎の正誤判定をすることで設問中のどこが間違っているのかを理解することを意識しました。そのため、問題集は一問一答集を選択し、これを何週も繰り返すことで、一問ごとの言い回し、引っ掛けポイント等を意識しました。

試験の点数は、45/50とほぼ完ぺきな出来で、試験が終わった瞬間に受かったと思えるくらいでした。

最後に、この資格の試験時間には余裕があるので、事前に模試等を受ける(本番を想定した練習)必要はないと思います。とにかくわき目もふらず、一問一答集を完璧に仕上げることでいけると思います。

管理業務主任者

勉強期間は約2か月。テキストや勉強のコツもほぼ宅建と同じなので記載は省略します。

一つ悔やんでいるのは、この試験自体は合格したのですが、ほぼ同じ勉強範囲であるマンション管理士の申し込みを忘れたことです。当時は、管理業務主任者の試験に合格すると、次年度は5点分免除されるので来年やろうと思っていたのですが、合格後勉強のモチベーションが上がらず取らずじまいになってしまいました。

私と同じような方がいらっしゃいましたら、宅建後、両方の資格の受験申し込みをしておくことをおススメします。

最も「マンション管理士」は管理業務主任者に比べて大分難しいようなので受けても受かったかわかりませんが。

TOEIC(L&R) 800点

受験動機

約半年後に海外出張が決まったため。

それまでは仕事に英語に触れる機会なんて全くありませんでした。どれくらいのレベルかというと、入社直前に会社に受けさせられた試験では400点前半。新婚旅行で海外に行った際にはあまりに話せないので、買い物時に奥さんの陰に隠れるくらい(思いっきり引かれていたと思います)。

海外出張は、自社からは私1人で、あとは他社の方という状況でしたので、さすがに何も聞けない、話せない状態では会社の評判を落としかねないと思い勉強しました。

勉強期間

約5か月(1日1.5h程度) ※週に1,2度は勉強お休み

テキスト

①TOEIC L&Rテスト 究極のゼミ Part1~7(計4冊)


②新TOEIC TEST文法特急

③公式問題集3冊。↓は直近版。

試験対策上、特に重要と思われる独学勉強ポイント

<独学勉強ポイント2> 問題集は4~5回繰り返す。
<独学勉強ポイント4> 時間勝負の試験では事前に時間を測って解く練習をする。

メモ

勉強の順番は、part1→2→5(6)→3→4→7の順で進めました。

私の場合はとにかく英語を聞くということが苦手でしたので、テキスト①のpart1,2編を繰り返し練習しました。練習は回答にある英文を見ながら聞く。これをひたすら繰り返すだけです。最初の1か月机の上での勉強はこれだけをやりました。

リーディング分野を攻略するコツは、part5を徹底的にやることだと思います。テキスト②を電車の中でひたすら解きました。

英語に慣れてきたらテキスト①のpart3,4編を行います。最初はさっぱりわからないですが、これも1か月ひたすら繰り返しました。前半2か月の机の上での勉強はリスニングのみだったと思います。

勉強開始3か月目以降にpart7を行います。part7はなんとなくこんな感じなのねということが理解できれば、あと時間勝負なので、テキスト①のpart7編を1度行った後は公式問題集での練習に入りました。

公式問題集を実施する段階まで来たらあとは試験時間2時間との闘いです。問題集は必ず時間を測って解きましょう。おそらく最初はpart7の終わりまでたどり着かないはずです。でもあきらめずに、時間を測って解いたら解説を見て理解、これを何度も何度も繰り返します。

何度も同じ問題を解いていると答えを覚えてしまいますが、それ良いです。TOEICは同じ単語や文法の問題が繰り返し問われるので覚えるくらいでいいと思います。但し、正解選択肢を覚えるということではないのであしからず。公式問題集は1冊につき2回分の問題が入っている3冊分の計6問これをひたすら繰り返すだけです。

地道ですが、繰り返し繰り返し公式問題集を行うことで試験時間内にすべての問題を解き終えるようになります。これで800点、少なくとも700点台の後半は確保できると思います。

なお、最初にTOEICを受けたあと、英語に触れない時期が続いたので、3年後位(中小企業診断士の勉強を始める直前)に再度受験をしてみたのですが、準備期間3週間程度で750点を取れましたので英語を聞く能力、読む能力はそれほど落ちない勉強法だったのかなと思っています。話す訓練は、これからぼちぼちやっていこうかと思います。

最後に

私が受験した資格は、社会人であれば一度は取得してみよう!あるいは会社から取得しなさい!と言われたことがあるものではないでしょうか。

これらの資格取得にこれから取り組もうと思っている方には、紹介した7つの勉強法を実践していただけると嬉しいです。

もちろん、中小企業診断士の勉強にもとても役に立ちます。

次回からは、これらの勉強法も踏まえつつも中小企業診断士特有の独学勉強法について書いていきたいと思います。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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