<このページの対象者>
・これから資格取得勉強をはじめようと思っている方
・独学での勉強法を知りたい方
社会人2年目に簿記3級、2級と合格し、ここまできたら1級もとってしまおうと思っていましたが、すっかり忘れていました業務命令の「初級シスアド」。これを取らなければいけませんでした。
初級シスアド
一度試験を受けたことがあるものの、全く何も勉強していないため知識ゼロ。簿記の知識はもちろん役に立ちません。でもシステム部門で仕事をして1年半。少しはわかるだろうとタカをくくっていました。
例によって本屋でテキストをぺらぺら。
…全くわからない。
そもそも自分でPCを設定したという経験すらなく、会社の業務でも開発要件の整理と与えられたシステム開発環境でのコーディングくらいしかやっていなかったため、システムの基礎知識は全くありませんでした(今も怪しいですが)。
とりあえず、簿記の資格試験で学んだ勉強法を実践
簿記2,3級で学んだ勉強ポイントは以下の5つでした。このうち、初級シスアドだと「1」 「2」 「5」を意識して行ったでしょうか。
1.テキストは1回全体を通しで読む。
2. 問題集は4~5回繰り返す。
3.複数科目に分かれるような資格試験ではとりあえず1科目分だけテキスト(+問題集)を買う。
4.時間勝負の試験では事前に時間を測って解く練習をする。
5.計画はざっくりたてる。
勉強期間は1.5か月。
計画は本当にざっくり立てました。最初の1週間でテキストを読み、次の3週間で問題集を3周回す。最後の2週間で見直しのためのバッファ期間と定めました。
最初は、とにかくシステム用語がわからない。なんなら「クラサバ」とかそのレベルから怪しい状態でした。本屋に行くとシステム用語を解説する本はわんさかあり、買って読みたい衝動にかられましたが、とにかく時間がない。そんな時間があればテキストを読んで問題を解こうと、余計な本は読みませんでした。
また、テキストを1周読んで問題集に挑戦するものの、問題を解くとわからないわからない。当初は、試験本番通り、4つの選択肢を読んでどれが正しいか選び復習する方法で勉強していましたが、それでは一回目で当たったはずの問題も二回目では間違います。
理由は明白。理解せずになんとなく回答していたからでした。そのため、途中からその4つの選択肢を1肢毎に分解し、〇×形式で問題演習を行いました。
その結果、選択肢毎に問われている問題の意味を理解できるようになり、問題演習の3回目あたりにはほとんど間違うことがなくなりました。そして仕上げの4回目では完璧に近づけることができ、自信をもって試験に臨める状態に持っていけました。
結果はもちろん「合格」です。点数も9割は取れていたように記憶しています。
というわけで、勉強方法のまとめです。
初級シスアドで学んだ独学勉強法
簿記で紹介した勉強方法に加えて、以下の2点を新たに学びました。
<勉強ポイント6>資格勉強中は関連書籍は買わない、読まない。
時間がなかったということもありますが、テキスト(+問題集)以外に手を出さなかったのが短い勉強期間でも合格できた要因だと思います。
ついつい、資格勉強のための基礎知識としてまずはこれを読んで勉強しておこう。いざ資格を取っても知識の深堀りをしておかないと役に立たないよね!とか思うのですが、そんなことは受かってからやればいいんです。
しかも、周辺知識の本を読む時間があったら、問題集を使ったoutputに割いた方がよっぽど記憶に定着します。
<勉強ポイント7>四択問題は選択肢毎に分解して問題を解き、選択肢毎に解説を読み理解する。
資格勉強をするときの常識と言ってもいいと思いますが、あえて書きます。
四択(五択でも六択でもいいですが)問題は、選択肢をばらして考えましょう。以下簡単な例です。
問題:ア~エで正しいものを選べ。
「うーん、アとイで迷ったけど、ここはアかな」
答え合わせ…「よっしゃ!アで当たってた!」。その後解説を読む。
これで理解できているパターンも当然あります。しかし、選択肢を分解して解くと、選択肢アの〇×、選択肢イの〇×を強制的に意識することになりますので、選択肢毎にどこの表現が正しくて、どこの表現が間違っているのか明確に理解、意識することが可能となります。
この勉強ポイントは言い回しで引っ掛けてくる問題が多い法律系の資格で特に効果を発揮すると思います。
さて、ここまで簿記2,3級、初級シスアドの受験体験記を通じて、独学勉強ポイントをご紹介しました。ここで紹介したものは、(少なくとも私が受けた)資格の勉強すべてで活用できる重要ポイントだと思いますので是非参考にしていただければと思います。
他の資格についても、同様に書いていってもよいのですが、本題の中小企業診断士の勉強法にいつまでたっても入れないため、他に受けた試験については、次回簡単にご紹介し、序章を終わらせようと思います。
今回はここまでです。最後まで読んでいただきありがとうございました。
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