<このページの対象者>
・これから資格取得勉強をはじめようと思っている方
・独学での勉強法を知りたい方
入社1年目の資格試験は全敗。勉強しなければ受からないことを学びました。これまで一応、高校、大学と受験をしてきたのに今更何を言っているのか。さて2年目です。
簿記3級
入社2年目。4月中旬頃、再び人事部からメールが↓
『まさか、去年落ちた人はいないよね。もし落ちていたとしても今年もう一回会社のお金で受けさせてあげるから。でも3回目は自腹ね。ではよろしく。』
もしかして、最後通告??やばいんじゃね。
ついに、まじめに勉強する決心をしました。
でも、どうやって勉強していいかわからない資格試験素人。しかも時はインターネット黎明期。今よりも情報を仕入れる機会が限られていました。
とはいえ受けなきゃいけない!とりあえず6月に簿記3級の試験があったので受験申込みをしました。
まずはテキスト!
前回会社から配られた公式?テキストぽいのがわざと学習者の意欲を削ぐために作っているのではないか、というくらいわかりづらかったので、今回は自分でテキストを買うことにしました。
新宿高島屋の今は亡き紀伊国屋に行ってパラパラと。確か「サクッと受かる」シリーズだったような、なんだったかなぁ、忘れました。正直以下の基準を満たしていればなんでもいいです。現在 「サクッと受かる」 シリーズはテキストと問題集ばらばらなので↓の「スッキリ」シリーズがいいかもしれません。
選ぶ基準は2点。
・飽きずに読めそうなこと
・問題集が付いていること
また、必ずテキスト(や問題集※)は一種類だけ買うようにしましょう。
※簿記3級の場合はテキストと問題集あわせて一つ
ついつい2種類以上買うとかやってしまうんです。
ほかの視点のものがもう一つ必要かな、なんて思います。絶対やめましょう。一つを徹底的にやりこんでそれで足りなかったら買えばいいんです。
この時、4月末。6月の試験まであと1か月半。一つのテキストを徹底的にやりこみました。
ちなみに、一回目の受験で簿記は頭でわかっていても手を動かさないとダメだということになんとなく気が付いていましたので、アウトプット中心の勉強をしました(ちなみに過去問は買いませんでした)。
イメージは、input:output = 1 : 9くらいです。
十分に準備して、試験当日。今回は貸方と借方もばっちり一致。
結果、「合格」しました。
勉強時間は1日2時間程度、期間は1か月程度でした。 まだ独身でしたので時間はたっぷりありました。飲み会もふつうに行ってましたよ。
簿記3級受験で学んだ独学勉強法まとめ
今思えばこの段階で最も重要なポイントを実践していました。これは、他の資格試験でも共通するポイントなので解説します。というか、究極これだけ守っていれば、(少なくとも私が受かった試験はすべて)受かります。
<独学勉強ポイント1>テキストは1回全体を通しで読む。
机に座ってでも、電車の中ででも、ソファに寝っ転がってでも、なんでもよいのでとにかくテキストを1回通しで読みましょう。
効果は↓
<効果1:満足感が得られる>
通しで読むと、不思議と満足感が得られます。そうすると、もう試験受けにいくのやめよう!あとは本棚にしまって…なんてことがなくなります。本棚の肥やしにするのはもったいないです。
<効果2:全体像を捉えられる>
テキストを部分的に読んで、あとは問題を解いてアウトプット。というと、この試験は全体として何を勉強しているのか、何のためにやっているのかわからなくなって嫌になってきます(少なくとも私は)。これを回避する効果があります。
<独学勉強ポイント2>問題集は4~5回繰り返す。
不思議なんですよね。output1周目はちんぷんかんぷんなのに、2周目になるとなんとなくわかる。そして3周目はほとんどわかる。
今になって、他のブログで「3周勉強法」とか見ますが、納得です。
ただ、私は3周目でやめません。3周目であらかた仕上がりますが、4周目をやると自分がミスをしやすいパターンを確認できるようになります。
そして5回目は総ざらいで(ほぼ)完璧に仕上げます。
また、ここは私だけかもしれませんが、1周目のアウトプット時点ではわからない部分をテキストで確認することはしません。答え(解説)を見て次に進みます。
1回目であまりわかっていない状態でいちいちテキストに戻っていると時間が非常にかかります。とにかく、1回目は少ない時間で全部通しでやりきるということを意識していました。
以上2点が簿記3級受験で体得した独学勉強法でした。
今回はここまでです。最後まで読んでいただきありがとうございました。
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